Tuesday, July 14, 2009

July 2009 Newsletter, Japanese

残念ながら17歳の青年スィ・ネイを祖父のもとへ戻すという決断を下しました。彼はゲートウェイの子供の中では一番年上というだけでなく、最も勉強熱心な子供でした。このことがなおさらこの決断を下すのを難しくしました。しかし、再三の指導と警告にも関わらず、越えてはいけない一線を意図的に越えてしまったのは彼自身です。彼の引き起こした問題の性質上、他の子供たちの安全を確保するためには、他に選択の余地はありませんでした。このことは多くの試練をゲートウェイへもたらしました。しかし、この残念な出来事にも、神様なりの理由があって起こったことだと信じています。今は雰囲気もすっかり良くなり、ゲートウェイ自身にも以前に比べてある種の安定感がもたらされました。

この出来事以来、すでに3人の新しい子供が与えられ、彼らはゲートウェイ・ファミリーの輪の中に比較的すんなりと入りました。さらに3人の子供を近いうちに受け入れることが決まっていますし、別の2家族からの3人の子供たちについても現在様子をうかがっています。



ゲートウェイでは引き続き一日2回の聖書の学びがおこなわれています。残念ながら、
すべての子供が関心を持って参加しているとは言えません。ゲートウェイでは聖書の学びを強制してはいませんが、中には周りの雰囲気から仕方なくという子供もいます。彼らがメッセージを聞いていないことは容易に見て取れますし、学びの時が終わるなり、建物を飛び出して行くこともしばしばです。しかし、私たちに出来ることは、そんな中にあっても、彼らが主の御言葉に触れる機会を与え続けるよう心がけ、主の真実がいつかは彼らの心に届くことを祈り続けることです。
その一方で、主をすでに受け入れている子供の中には前向きな変化や霊的成長をはっきりと見て取れます。これらの変化や成長の一つ一つはなにか特別に大きなものであったり、急激なものではありませんが、安定して確実な霊的成長といえます。
つい先日ですが、私がマンゴーの木の手入れをしているとき、8歳のスライ・ナエッが一人で祈っているのが聞こえてきました。彼女の個人的な主との会話でしたし、その邪魔をすることがあってはならないと、すぐにそばを離れたので、実際に何を祈っていたのかはわかりません。ただ、一つ言えることは、彼女は誠実に主に祈っていたということです。とても嬉しく、励まされる一幕でした。主への祈りを強制することは出来ません。私たちにできることは励まし続けること、そして、聖霊の働きが彼らをそこからさらに先へ導いてくれることを信じ、奉仕し続けるだけです

この夏休み期間中は、特に霊的な成長を普段よりも意識して祈っていこうと考えています。ゲートウェイのリーダーとしての私たちは霊的に、そして主の真実の中にあって成長し続けなければいけません。 また、ゲートウェイの子供たち一人一人が主とのより個人的な関係を築きあげ、力強い霊的成長を経験することを祈っていきたいと考えています。



ゲートウェイの子供たちは地元の公立の学校へ通っているのですが、そこではしばしば生徒が教師からお金や物を要求されます。特別なホリデーや長期間のホリデー前に、地元のお寺へのお布施としてお金を徴収されたり、学校を掃除するための掃きぼうきや、雑草刈りの鎌、ゴミ袋、さらには自身への贈り物を教師自ら生徒に強制することもあります。そもそも学校がきちんと用意すべきものを私たちが肩代わりするのは理屈が通りませんし、仏教関係の儀式や慣習のために使われるお金を私たちが払うわけにはいきません。
ここで難しいのは、こうして要求されたものを生徒が提供できないとなると、教師から不公平な扱いを受けることが多いのです。中には平気で生徒の成績評価にマイナスに反映させる教師もいるのです。こういった悪い慣習に対する私たちの姿勢は一貫して変わることはありません。しかし、主の目に正しく映る行いをすることは、時には理不尽な扱いや結果をも受け入れなければならないこと、それでもあえて正しい道を選択しなくてはいけないことを、ゲートウェイの子供たちがきちんと理解し受け入れられるようにお祈り下さい。




夏休みが近づいていることもあり、普段より多い自由な時間をより有意義に使ってもらおうとの思いも込めて、新たなプロジェクトを与えました。子供たちはそれぞれ小さな土地を与えられ、好きな野菜を育てるというものです。与えられた土地、そして野菜を彼らが一生懸命世話をするのを見ると嬉しくなりますし、とうもろこしやかぼちゃ、きゅうりなどの野菜が食べれる日を今から楽しみにしています。さらには、ギターを借りて真剣に練習をしたいという要望や英語を学びたいという要望が子供たちから寄せられるようになりました。

新たに建築中の家(二部屋)も完成間近となり、ゲートウェイの女子・女性はすべてそちらに移り住むことになります。小さな部屋は読書や勉強、または静かに時間を過ごすための空間として使おうと考えています。

この夏から秋にかけて数人のボランティアの方を受け入れることになっています。彼らとの交わりの時を今から楽しみにすると同時に、彼らの滞在がゲートウェイの子供たちにとってはもちろん、彼ら自身にとっても実り多きものとなりますようにお祈り下さい。




アメリカでの私たちの連絡先が変わりました。新しい住所は以下の通りです。

Stephen and Carrie Mathis
8798 N. Farm Rd 75
Walnut Grove, MO 65770



1- 主がゲートウェイの子供たちの霊的成長を引き続き祝福して下さいますように。

2- スライ・リンはしばらく高熱が続きました。順調に回復しますように。

3- 新しく子供を受け入れるのあたっての判断・決断がきちんと主の意思を反映したものとなりますように。

4- 私たちと共に奉仕して下さるボランティアが与えられますように。



“But the wisdom from above is first pure, then peaceable, gentle, reasonable, full of mercy and good fruits, unwavering, without hypocrisy.”
 James 3:17



Many blessings,

宮野貴仁 & クリスティーナ

Gateway

tc_miyano@yahoo.com



PS You can also find us on Facebook via our e-mail address