Wednesday, March 25, 2009

12月から1月にかけて、海外からの多くの訪問を受けました。まずはクリスティーナの両親が1ヶ月。その間、彼らとの時間を楽しむだけでなく、子供たちとの交流や新しい井戸の設置など、ミニストリーとしても大いに助けられ、励まされました。そして1月初旬には日本からの短期宣教チーム。彼らはゲートウェイの子供たちと英語のクラスに外から通ってくる子供たちにギフトバッグを届けてくれるだけではなく、なんと私(貴)の両親までわざわざ日本から連れてきてくれました。二人とも初めての海外で、英語を話せるわけでもなく、しかも母は左半身が不自由です。そんな二人にとってこの訪問がとても意味のあるものだったことはもちろんですが、まだ主を知ることのない両親に私たちの活動を通して主の働きを実際に見て、経験してもらうといった意味でも、私たちにとってもとても意義深いものでした。 "




ゲートウェイの子供は2人増え、合計10人に。クリスマス直前に姉と弟の二人を受け入れましたが、ゲートウェイでの生活を大いに楽しんでいる姉とは反対に、弟はつい先日祖母の元へ戻っていきました。もう一人は、生後まだ19ヶ月のスライ・リンです。彼女は既にH.I.V.の陽性と診断されています。ゲートウェイへたどり着くまでに様々な施設をたらい回しにされてきた経緯から、現在、信頼できる病院をプノンペンで探しているところです。さらには、19ヶ月にもかかわらず、いまだ7.2kgしかない体重をどうにか増やそうといろいろ試しているところです。

ゲートウェイでは現在、さらに多くの子供たちの受け入れを可能にするため、新しい家の建築作業が進行中です。1月に、カナダからとても寛大な支援を受けたのですが、彼らは私たちが新たに家を建てる必要に迫られていることなどまったく知らずに祝福して下さいました。その時は建築費用がいくらかかるかはまだ知りませんでしたが、その後地元の職人に見積もりを頼んだところ、なんと費用は、その直前に頂いたカナダからの支援金とほぼ同額だったのです。

 このような形で恵みを与えて下さった神様に驚かされ、さらにゲートウェイの子供たちまでもがこの話に驚きを隠せません。彼らはとても寛大な支援金で私たちを祝福して下さっただけではなく、さらに大切なことには、主は全ての必要を満たしてくださるという約束の実践となって祝福して下さいました。経済的にもがき苦しんでいるこの国では、人々の目、そして荒廃した心は彼らの日常の必要性や俗的な富に向けられがちです。

ゲートウェイの子供たちも例外ではありません。しかし、このような証は、その他の“応えられた”数多くの祈りと共に、聖霊のすばらしい働きを、より鮮明な形で子供たちに確信をもたらせます。このような聖霊の働きが、日々当たり前のように起こり、経験できるようなところでゲートウェイがあって欲しいと日々祈り、願っています。



私たちはミニストリーとして成長を続ける過程で、常に新しい教訓を学んでいます。つい先日は、1ヶ月間親戚の家に返されるという罰から2人の子供が戻ってきました。賭け事禁止というゲートウェイの規律を再三の注意と説明にもかかわらず続けたためです。賭け事だけではありません。罰則を与えることが必然的に伴うため、意図的に規律に背く子供たちをどのように厚生させるかは、常に大きく重い悩みとなっています。もう一つは、料理担当として雇っていた女性についてです。ゲートウェイのリーダーシップに害をおよぼし、私たちのミニストリーとしての価値観に根本的に反する彼女の人としての姿勢に悩み、祈り続けていました。するとある日突然、健康上の理由から彼女の方から辞めたいとの申し出がありました。話しがあったその日の夕方には出て行ってしまうという、かなり突然なものでしたが、3週間という早さで新しいスタッフが与えられました。この新しいスタッフ、スライ・ルアッは、もちろん料理ができるという条件で働いてもらっていますが、仕事以外の面でも子供たちにとてもいい影響を与えてくれていて、とても感謝しています。

ハレルヤ!つい最近、3人がイエス様を受け入れました。一番年上の子供がすでに主に従う決断をしているため、合計で4人が主の救いを受け入れたことになります。彼らの日々の生活の中にはすでに沢山の変化が見て取れます。現在、月曜の夜を除いて毎朝、毎晩、聖書の学び、そして賛美と祈りの時間を設けています。朝5時半の学びに、何人の子供たちが姿を見せるのか、またどのくらい続けられるのか、正直なところあまり大きな期待はしていませんでした。学びの時間に参加するよう強制するようなことはしません。ただ、彼らが現れる現れないとにかかわらず、私たちはそこにいるようにしています。

しかし、驚いたことに5:30AMどころか、その前に現れ、私たちを質問攻めにするくらいです。主の御言葉を学ぶことにそれだけ喜びを感じています。夜の学びの時間でも、私たちが一方的に教えるだけというよりは、むしろその日の学びに対して彼らから多くの反応を見て取れるようになってきましたし、時間をオーバーして教え続けることもしばしばです。

現在、ゲートウェイからバスで7時間近く離れた海辺の町への3泊4日の旅行を計画中で、滞在中にはこの新しい命を授かった4人の子供たちは海で洗礼を受けます。4月7日の火曜日午前中です!


ゲートウェイの位置するコミュニティーへの奉仕をどのような形でおこなっていくか、祈っているところです。当初は、英語のクラスをこのコミュニティーへの奉仕、そして彼らと良い関係を築くという手段の一つして取り入れてきました。しかし、生徒たち自身の取り組む姿勢の乏しさから、英語の授業、そしてその準備に費やす時間は、むしろゲートウェイの子供たちのために費やす方がより有意義であるとの結論に達しました。“家族”としてこの貴重な時間を共に過ごすことは、私たちにとってとても新鮮なものとなっています。ギターのレッスンや様々な遊び、そして時間や場所に関係なく自然と始まる聖書の学びなど。

しかし、ゲートウェイがコミュニティーの一員としてあるべきであるという考えに変わりはなく、それでは“どのような形”で奉仕することができるのかを、祈り、模索中です。




1- スィ・ネイ、スライ・レアッ、スライ・ナイッ、スライ・ナエッの主イエスキリストと共にある歩みが、豊かに祝福されますように。

2- スライ・リンが健康に育ち、また信頼できる病院・医師が与えられますように。

3- ゲートウェイファミリーとして初めての洗礼が祝福されることはもちろんですが、旅行中、安全が与えられ、家族全員が楽しい時間を過ごせますように。

4- 私たちと共に働くボランティアが与えられますように。